ミカルディスというお薬、なかなか聞かないお薬かもしれませんが、そのうちあなたもお世話になるかもしれません。なぜかというとこの薬は日本人の三大生活習慣病の一つである高血圧の治療薬だからです。実際にはどんな効果効能なのでしょうか

ミカルディスの国内シェア率

ミカルディスは高血圧治療に用いられる降圧剤の一つです。ARBと呼ばれるアンジオテンシン2受容体拮抗薬に分類される比較的新しい降圧剤であり、その高い有用性から広く用いられるようになっています。ミカルディスに先んじて発売されたARBも多く、先に医療機関で採用されて積極的に利用されていたことから、発売当初はミカルディスは国内シェアを獲得するのに苦戦しました。医師にとっては使用実績というのは重要な観点であり、現場で起こったトラブルを解決してきた経験があるというのは現場の仕事のしやすさに大きな影響を与えます。そのため、同じARBであればもともと使用していた先に使用を始めていたARBを使用するケースが多くを占めることになったのです。国内シェア率6%が目標とされていたものの、それに到達することはなく推移を続けてきているのが実情です。しかし、最近では先に発売されたARBの売り上げが低下する傾向にあるのに対して、ミカルディスの売上の伸び率が目立つようになってきています。これは、ミカルディスを用いた臨床試験が数多く行われてきており、それにおいて良好な結果を与える報告が増えてきているからです。2型糖尿病患者における投与で先に発売されたARBよりも効果が高いことが示されたというのがその一例です。糖尿病性腎症への適応拡大も行われたことによって使用されるケースが徐々に増えてきているというのがミカルディスの特徴であり、これによってミカルディスを採用する医療機関が増えてきています。合剤の開発なども進められてファミリー化が進められているのも有用性が認められてきた結果であり、国内シェア率も次第に伸びていくでしょう。

ミカルディスの価格とジェネリック

ミカルディスは、血圧を下げるために用いられている薬です。テルミサルタンが主成分の医薬品であり、血圧を上げる「アンジオテンシンII」という体内物質を抑える働きがあります。アンジオテンシンIIを抑えることで、血管が広がる効果があり、血圧を下げる働きがあります。心臓や腎臓の負担を軽くする効果なども期待できるため、心臓病(心不全など)や腎臓病(腎硬化症、糖尿病性腎症など)などの幅広い分野の病気の治療に用いられています。
ミカルディスは、アンジオテンシンII受容体拮抗薬と呼ばれる新しいタイプの薬です。省略してARBと呼ばれています。副作用が少ないことが臨床データなどで証明されていて、長期的な薬物療法に適している薬です。
ミカルディスの服用方法は、成人の場合、1日40mgの錠剤を1回だけ服用します。最初の段階では、20mgの錠剤を服用して、薬に慣れる必要があります。薬の効果が弱い場合には、1日で最大80mgまで服用することが可能であり、医師などの指導に従う必要があります。
ミカルディスの価格は、20mgが約66円、40mgが約125円、80mgが約190円です。ARBは降圧薬の中でも薬価が比較的高価であり、今後、さらに安くなる可能性もあります。ミカルディスのジェネリック医薬品は、国内ではまだ開発されていない状態であり、海外から輸入する必要があります。海外には、クレサーというジェネリック医薬品が販売されていて、20mgが10錠1480円ほどで売られています。保険適応で買うことができないため、ジェネリックよりも先発医薬品を購入した方が安い場合が多いため、価格や送料などに注意しながら購入する必要があります。

国内で最も高血圧の多い県

国内で最も高血圧の多い県は、厚生労働省の患者調査によれば山形県であり、最も少ない県は東京都となっています。傾向としては、宮城県を除く東北地方の県が高血圧および糖尿病患者が多く上位にランキングされ、東京都や大阪などの都市部は高血圧および糖尿病患者が少ないとされています。
高血圧の代表的な予防法として、塩分の過剰摂取の抑制があげられますが、塩分摂取量は山梨県や福島県、青森県の方が山形県より多い調査結果が報告されています。
高血圧は、原因により一次性高血圧と二次性高血圧に分類されており、二次性高血圧は、腎臓病やホルモン異常などの原因疾患あり、原因疾患の治癒により高血圧の症状も改善します。
本態性高血圧とも呼ばれいる一次性高血圧は、食塩の過剰摂取や生活習慣の乱れ、ストレス、遺伝的要因などの関連性が疑われ、両親が高血圧の場合は高血圧になる素因を1/2の確率で有するとされ、片親が高血圧の場合は1/3、両親が高血圧でない場合は1/20の確率とされています。
しかし、一次性高血圧の明確な原因は不明とされています。
高血圧は、サイレントキラーと呼ばれるほど自覚症状が無く、対処する事無く放置してしまう事が多く動脈硬化や脳卒中、心疾患などを引き起こすケースがあります。
高血圧は、早期発見、早期治療がとても重要であり、早期治療により生活習慣の改善やミカルディスなどの薬物療法で対処出来ます。
ミカルディスは、アンジオテンシンIIと呼ばれる体内物質の働きを阻害する効果があり、心臓や細動脈の収縮や水分の再吸収、アルドステロンの分泌などの作用を抑制して血圧を下げ、心臓や腎臓の負担を軽くする効果があります。
その為、ミカルディスは、心臓病や腎臓病などにも有効とされています。