ミカルディスというお薬、なかなか聞かないお薬かもしれませんが、そのうちあなたもお世話になるかもしれません。なぜかというとこの薬は日本人の三大生活習慣病の一つである高血圧の治療薬だからです。実際にはどんな効果効能なのでしょうか

経過観察が大切なミカルディスの概要と使用

ミカルディスはARBと呼ばれるアンジオテンシン2受容体拮抗薬であり、高血圧治療において頻用されるようになってきた薬剤です。重い副作用が生じることがあまりなく、類似薬であるアンジオテンシン変換酵素阻害薬にあった空咳の副作用もないことから高い注目を浴びているのがミカルディスです。降圧効果も高いものの、それゆえに経過観察が十分に必要な薬剤ともなっています。実際に使用する際には降圧効果が強くなり過ぎないように少量から始めて観察を続けることで、適切な投与量を探すというステップを踏むことになります。また、ミカルディスは安全性が高い薬剤として認識されて頻用されてきたことを受けて、他の薬剤との飲み合わせについても数多くの情報が集められてきました。飲み合わせの悪い薬剤が意外に多いということが判明してきているため、他の疾患で治療薬を用いている場合には観察を怠らないことが大切になると言えます。一方、高血圧治療においては血圧を下げることだけではなく、根本治療も行うことが大切です。本態性高血圧の場合には食事や運動といった生活習慣の改善が必要になります。その概要を理解することは重要であり、個々の指導に従うことよりも概要を理解して自分から積極的に取り組んでいくことが改善につながります。具体的な指導としてよくあるのが塩分摂取を減らすことと運動習慣を作るということです。特に減塩については概要を理解しておくことが重要であり、むやみやたらな減塩は健康被害をもたらします。食塩に含まれるナトリウムは過剰摂取すると血圧に悪影響がありますが、身体の維持にも必要な栄養素です。その量を適切に減らすのが目的であって、摂取しないことが目的ではないということを理解することが大切です。